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精霊馬とは?作り方や置き方は?精霊馬の向きや処分の仕方も

伝統行事・習慣
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精霊馬ってご存知ですか?^^

「お盆馬」として知っている方もいるのかもしれませんが、お盆の時に作る馬や牛に見立てたきゅうりとナスの飾り物のことです。

キュウリの馬は、ご先祖様が一刻も早く帰ってこれるように

ナスの牛は、お盆が終わった後、ゆっくりと帰っていただく

ということなんです。

今日は、その精霊馬の読み方や、意味や由来、また、その作り方や飾る期間と精霊馬の置き方、飾る向き、処分の仕方などについてまとめてみました。^^

※地域や宗派、家庭によって異なるのは予めご了承くださいね。

精霊馬の読み方

「精霊馬」(しょうりょううま)

いがいに、読み方を知らない人が多いみたいなので、紹介しておきますね。^^

精霊馬とは?その意味や由来

地方によっては、お盆の期間中には、故人の霊魂がこの世とあの世を行き来するための乗り物として、「精霊馬」(しょうりょううま)と呼ばれるきゅうりやナスで作る動物を用意することがある。4本の麻幹あるいはマッチ棒、折った割り箸などを足に見立てて差し込み、馬、牛として仏壇まわりや精霊棚に供物とともに配する。きゅうりは足の速い馬に見立てられ、あの世から早く家に戻ってくるように、また、ナスは歩みの遅い牛に見立てられ、この世からあの世に帰るのが少しでも遅くなるように、また、供物を牛に乗せてあの世へ持ち帰ってもらうとの願いがそれぞれ込められている。
ウィキペディアより引用)

ご先祖様を自宅までのせてくれる動物に見立てて作ったもので、本来は(精霊棚)を作り飾りますが、盆棚をわざわざ作るのが大変な方は、タンスやテーブルの上に蓮の葉っぱを敷いて飾るだけでも大丈夫なようですよ。^^

精霊馬を作る材料と作り方

【材料】

きゅうり:1本
ナス:1本
割り箸:約2本

【作り方】

1.割り箸を適当な長さにカットし、8本の足を準備します。

2.キュウリとナスそれぞれに、バランスよく割り箸で作った足を刺せば出来上がり~!

ヘタの部分を頭にしてくださいね。

乗り心地のよい精霊馬は出来ましたか?^^

きゅうりやナスの曲がり具合がちょうど馬や牛のように見えるから、面白いものですね(^^♪

その他にも最近はアレンジがすごくて、面白いものも沢山あるようです♪

精霊馬を飾る期間

基本的に精霊は、お盆の時期に飾るので、飾る期間は、

13日の朝から、16日の夕方まで

最近では、15日までのところも多いようです。

精霊馬の置き方や飾る向きは?

精霊馬の置き方や向きについて調べてみました。

盆棚(精霊棚)に飾る場合

迎える時は内向き、送る時は外向き

 

仏壇に飾る場合

迎える時は内向き、送る時は外向き

 

結局、両方とも、迎える時には内向きで、送る時には外向きなんですね。

基本的に上記に書いたことが一般的なようですが、

ご先祖様は東から来るのできゅうりは西向き、なすは東向きという置き方もあるし、

ご先祖様は家の入り口から入ってくると考えられるので、迎えるときは玄関の方向に向かせるという置き方もあるので、

自分の宗派の置き方を調べてみてもいいのかもしれませんね?

普通に先祖を盆棚や仏壇にお迎えする気持ちで考えればいいことなんですね♪

精霊馬の処分の仕方

役目を終えた精霊馬の処分の方法はいくつかありますので、紹介しておきます。

1.お盆が終わったら、塩でお清めしてから廃置します。
半紙などの白い紙に包んで、生ごみとして処理します。

2.お寺で処分する。
お盆の飾りやお供え物も一緒に焚き上げてもらえるお寺はありますが、どこのお寺でも処分してくれるか分かりませんので、最寄りのお寺に尋ねてみてください。

3.土に還す・川や海に流す・燃やす。
土から生まれたものなので土に還すか、綺麗な川や海に流したり、安全な場所で燃やしたらいいです。

土から生まれたものなので土に還すか、塩で清めて処分するのが一番簡単ですね♪

このような伝統行事に使うものって、きちんと最後まで処分の仕方を学んでおくことは重要ですね♪

精霊馬って終わったら食べてもいいの?

精霊馬はきゅうりやナスで作られていますが、食べ物ではないので、役目が終わった精霊馬は食べません。

わざわざ処分法があるくらいなので、食べて処理しないようにしてくださいね!d( ̄  ̄*)♪

精霊馬の作り方や置き方、処分の仕方のまとめ

うちの実家では毎年お盆が始まると必ず玄関先で迎え火をし、最終日には送り火をしていましたが、精霊馬は見たことがありませんでした。

今回調べるまで、お盆にこういう慣わしがあることも知りませんでした。^^;

しかも、可愛い精霊馬を作っている人も多いんですね★

日本には、日本人の私でも知らないことって、まだあるんだなと感心しました・・。

精霊馬も宗派や地域によって違うことがあるので、それはそれでまだ学ぶことが多いですね♪